2007年6月6日水曜日

K1200R 5000kmインプレ





納車してから1年、5000km乗ったので途中インプレなど。

買った時は値段もあってえらいもん買っちまったなぁと。
電子制御部分の多さに『これ故障したら高くつくんだろうなぁー』って。

R1200Sと迷ったわけだけど、ディーラー行くとまだ未練がある自分に気づく。
結果的には前傾でぶつかる腹とか腰のこともあってこっちで良かったんだろうけど。


【エンジン】
ガバー、バオオオウ!って感じ。マルチにしてなかなかのパルス感。
急に前でたりしないしフィーリングは優しい。
高回転は怒涛の加速。ちと度胸足らずでその辺はあまり味わえない。
純正マフラーは結構うるさくて気持ちいい。
ミッションタッチは馴染んできたのか最初より随分よくなった。

【ブレーキ】
電子サーボのフィーリングはあんま良くないし、今でも慣れない。
(ちょいちょいとレバー引いただけでドキュ!ドキュ!って効く)
BMWはブレーキがいいってよく書かれるんだけど、ブレーキシステム自体の効きが強力ってだけじゃなくてブレーキング時の車体の動きがしっかりしてるんだと思う。
この地面に車体が押し付けられるこの感じは独特。
前後連動ブレーキは横着できるのでスゲー便利。

【足周り】
このバイクには『ESA』っていうボタン一発でサスセッティングが変る機能がついてるんだけど、これは素晴らしい!!特筆。
ギャップが多い街中は乗り心地をやわらかく。峠に入ると切り替えしでフワフワするのでそこでは硬く。
そんなんがボタン一個押すだけでできてしまう。(走行中に可能)
俺みたいに攻め込まない人でもわかるぐらい、バイクのキャラクターが瞬時に変る。
これからBMWを買う人には是非ESAを体感して欲しいな、と。
(ちなみにオーリンズが似たようなのを開発して販売する模様)

【質感】
ステンボルトが多用してあったり金属の処理もしっかりしてて1年たった今も錆びが少なく車体がキレイ。
下まわりもエンジンの塗装が強いのか飛び石による傷とかが少ない。
ただオプションのリアキャリアのつや消し塗装がすぐ剥がれたので車体の同じ質感の部分が心配ではある。

【峠】
重心が下に寄ってる分軽いとはいえど絶対重量とホイールベースの長さもあってヒラヒラって感じでは無いかなーと。
ただ一回バンクさせるとガッシリドッシリと忠実にラインを追ってく感じ。
バンク中にギャップを踏もうがびびってアクセルギクシャクさせようがドーンと曲がってく。すごい。

【高速】
120k前後の巡航がひっじょーに楽。体感60kぐらい。
普通のバイクでもある程度回ってるとこなのでアクセルに対する反応が過敏になりそうなもんだけど、パワーはぐんぐん出るのにまったりと受け止めてくれるというか…
ただ純正スポーツスクリーンの風防効果はかなり低い。なんだこりゃ。
K1200Rsportのハーフカウルとかつけてみたいけど高いんだろうなぁ純正部品。
風防対策はなんらかの形でしたいなぁと思ってる。

【収納】
無いに等しい。不便だ!
ツーリングネット常用。

【メーターパネル】
速度計が結構ちっちゃくて見にくい。
燃料が少ないと残りの航続距離を勝手に計算して表示するんだけどかなりウソっぱち。無いよりマシ程度。
あ、時計ついてるの便利(笑

【ディーラー】
丁寧です。
ロビーにいるとGSのオーナーの多さを感じる。人気あるんだなぁー

【総評】
ちょっと(というかかなり)高いけどいいバイクだと思う。
今のところトラブルも無し。(ふざけたリコールはあったけど)
途中ハーレーに乗り換えようとも思ったけど、この乗車時の安心感を知っちゃうともうあっちには行けないかなぁ。
色物バイクっぽく見えるけどなかなか『質実剛健』のテーマを守ってるバイクだと思う。

この調子だと1万kmもすぐだろうし、5万kmぐらいは乗るんじゃないかなぁと思います。

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